
検事総長、最高会議2名への容疑を承認
ウクルインフォルム
ヴェネジクトヴァ検事総長は、最高会議(国会)議員2名に対する国家反逆罪とクリミアにおける国家資源略奪未遂罪の容疑文に署名を行なった。
ヴェネジクトヴァ検事総長がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
検事総長は、「本日私は、ウクライナ国会の2名の議員、M氏とK氏への容疑文に署名したことを社会に報告する。私たちは、法執行機関の同僚とともに、大量の捜査行為を行い、多くの専門的結論を得て、裁判前捜査にて価値ある証言者に多くの事情聴取を行なった」と述べた。
その上で、同氏は、この2名に対して容疑を伝達する責任を負うことにしたとし、2名には、国家反逆罪とクリミアでの国家資源略奪未遂罪の容疑がかかっていると伝えた。
また、現在、M氏の行方が判明しておらず、保安庁(SBU)が居場所の特定と容疑伝達のための方策を取っていると書かれている。
同時に、同日、SBUは、親露政党「野党生活党」の幹部であり、プーチン露大統領の宗教上の親族である、ヴィクトル・メドヴェチューク氏の事務所に家宅捜索を行なっていることを発表している。SBUは、家宅捜索の詳細は後刻発表するとのみ伝えている。
これに先立ち、2月2日、ゼレンシキー大統領は、NSDCの2月2日付決定を発効させる形で、ロシア連邦のプーチン大統領の宗教上の親族であるヴィクトル・メドヴェチューク最高会議議員に近いタラス・コザーク同議員と、コザーク議員所有のテレビ局である112ウクライナ局、ニューズワン局、ジク局に制裁を科していた。