裁判所、メドヴェチューク容疑者の拘置決定
ウクルインフォルム
リヴィウ市リチャキウ地区裁判所は16日、国家反逆罪容疑などで裁判が続き、2月24日のロシアの全面的侵攻開始以降に、自宅軟禁を破り逃亡するも、4月12日に保安庁(SBU)に拘束されたヴィクトル・メドヴェチューク容疑者(最高会議(国会)野党生活党議員)の未決囚予防措置として拘置(逮捕)を選択した。
裁判所広報室がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
発表には、特別重要事件の容疑者であるメドヴェチューク最高会議議員の未決囚予防措置として、拘置が選択されたと書かれている。
なお、メドヴェチューク氏は、2021年5月11日に国家反逆罪とクリミアにおける国家資源略奪未遂罪の容疑を伝達され、その後、裁判所により未決囚予防措置として自宅軟禁が言い渡されていた。
バカーノウSBU長官は同11日に、SBUにはヴィクトル・メドヴェチューク氏とタラス・コザーク同議員の侵略国ロシアとの違法活動の証拠があると発表している。
その後、今般のロシアによる全面的侵攻が始まった後、2022年2月27日、ヘラシチェンコ内務相補佐官が、メドヴェチューク容疑者が自宅軟禁措置を破り逃亡したことを明らかにしていた。
4月12日、SBUは、逃亡中のメドヴェチュークの拘束を発表していた。
なお、メドヴェチューク氏は、プーチン露大統領の宗教上の親族であり、両者は非常に親しい関係として知られるウクライナの政治家。