オーストリア政府、プーチン氏の同国渡航の際には逮捕することを確認
ウクルインフォルム
オーストリアのエドシュタドラー欧州問題相は、国際刑事裁判所(ICC)の発布した逮捕状に従い、プーチン露大統領が同国を訪れた場合、同氏を逮捕すると認めた。
エドシュタドラー欧州問題相が独ターゲスシュピーゲル紙へのインタビュー時に発言した。
エドシュタドラー氏は、「オーストリアは、国際法および刑法上の義務を履行する。(中略)そのICCの国際逮捕状発布は、もし彼がオーストリアの地に足を踏み入れたら、彼は逮捕されねばならないことを意味している」と発言し、自身もまた刑事裁判官をしていたことがあると補足した。
その他同氏は、オーストリアはウクライナに軍事支援以外の支援を提供していくと発言し、「オーストリアは軍事的中立であるが、政治的中立では決してない。私たちは、ウクライナの人々と連帯しており、彼らを人道面、経済面で支持している。しかし、武器供給面ではない。他方で、私たちは、欧州連合(EU)の支援の決定をブロックしていない」と発言した。
同氏はさらに、中立は同国が別の分野でウクライナに大型支援を提供することの障害となっていないと強調した。
これに先立ち、これに先立ち、3月17日、国際刑事裁判所(ICC)は、プーチン露大統領と同国のリヴォヴァ=ベロヴァ児童問題オンブズマンの逮捕状を発布していた。これを受けて、ドイツのブッシュマン司法相は、ICCから要請あった場合、ドイツはプーチン氏を逮捕することになると発言していた。日本の岸田首相は、同逮捕状発布につき「捜査の進展を重大な関心を持って注視したい」とのみ発言している。