【東部情勢激化】米国、ウクライナ支持を確認、露を非難

１日、米国防省が米宇国防相電話会談の結果を発表した。

発表には、「オースティン大臣は、米国によるウクライナの主権、領土一体性、欧州大西洋願望を一貫して支持していることを確認した。大臣は、タラン大臣との会話中、ウクライナ東部における最近のロシアの侵略行為・挑発行為の激化を非難し、３月２６日のウクライナ軍人４名の死亡に関して哀悼を表明した」と書かれている。

また、オースティン国防省は、米国がロシア侵略から防衛するの効率強化を目的にウクライナ軍の能力構築促進を行う準備があることを認めた。

また同日、プライス米国務省報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルム特派員が伝えた。

プライス報道官は、「私たちの懸念は、ロシアによる激化と同国のウクライナ東部の侵略によって生じている」と発言した。

報道官は、米国はロシアによる隣国や米国のパートナー国を脅そうとするいかなる試みも懸念すると述べ、「もちろん、ウクライナもその一つだ」と強調した。

なお、これに先立ち、３月３０日、ルスラン・ホムチャーク・ウクライナ軍総司令官は、最高会議臨時会議にて、ロシア連邦軍大隊戦術群２８個がウクライナとの国境沿いに配置されていると述べていた。

また、３月３１日、ウクライナ東部紛争の情勢解決を協議するウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構（ＯＳＣＥ）からなる「三者コンタクト・グループ（ＴＣＧ）」の協議が開催され、クラウチュークＴＣＧウクライナ代表が、４月１日０時００分からの停戦維持確保を提案したが、ロシアＴＣＧ代表団が同案を支持しなかった。

３月２６日には、ドネツィク州シュミーにて、ロシア占領軍の攻撃を受け、ウクライナ兵４名が死亡している。