米国はウクライナからの武器供与の要請を検討する=ブリンケン米国務長官
アントニー・ブリンケン米国務長官がラジオ・リバティー通信へのインタビュー時に発言した。
ブリンケン長官は、「もちろん、私たちは、どのような要請も検討する。その件のウクライナの重要なパートナーは、国防省だ。現在、私たちは、これまで私たちが供与した、装備をはじめとする非常に意味ある支援以外に、どのような追加支援がウクライナにとってこの瞬間に有益となり得るかについて考えている。その問題は、積極的検討の段階にある」と発言した。
記者から、ロシアがウクライナ領への本格的侵攻に踏み切った場合に米国は何をする準備があるか、と質問されると、ブリンケン長官は、「最も重要なことは、何ができるかである。ロシアがウクライナに関して侵略行為あるいはその他のよく考えらていない行動をとるという非常に不成功な決定を採択することがないこと、そのようなことが起こらないことを期待している。正にそのために、私たちは、ロシア軍の集結が見られた時、非常に明確に声明を出したし、正にそのために私たちは世界の主要パートナーたち皆と、特に北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)のパートナーたちと緊密に協力した。その問題(編集注:ウクライナの安全保障)は、私たち皆により焦点が当てられている。私たちは、モスクワに対して、私たちは状況を非常に注意深く見ており、ロシアが何かしらの行動を取れば、悪影響を避けることはできないことをはっきりとわからせた。同時に私たちは、ウクライナのパートナーたちとも緊密に作業している。彼らがウクライナを、ウクライナ領と民を守るために全ての必要なものを得られると確信できるようにだ」と発言した。
なお、クレーバ外相は同日、ウクライナ政権は米国側に対して、防空システムと対狙撃技術品の提供につき要請していくと発言していた。また、イェルマーク大統領府長官は、米国がウクライナにパトリオットミサイルの配備をすることもあり得ると発言していた。
6日、ウクライナをアントニー・ブリンケン国務長官が訪問し、ゼレンシキー大統領、クレーバ外相、シュミハリ首相、市民社会代表者と会談していた。
写真:大統領府