ゼレンシキー大統領、オースティン米国防長官と会談
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、米国がウクライナにとっての安全保障・防衛分野における主要なパートナーであり続けていることを強調し、米国に対して、ロシアの侵略に対抗するためのウクライナ軍の能力強化支援につき謝意を伝えた。
また、ゼレンシキー大統領の8月の訪米時に発表された、ウクライナに対する6000万米ドル相当の追加安全保障支援が迅速に拠出されたことが指摘された。
両者は、ウクライナ東部、黒海・アゾフ海地域の安全保障情勢につき意見を交換した。
ゼレンシキー大統領は、ウクライナは、ウクライナ東部における平和達成とウクライナの主権・領土一体性の回復を目的とするあらゆる協議フォーマットの作業を活性化させようとしていると発言した。
両者は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)との連携と米国からのウクライナのNATO加盟実現の道の更なるサポートに関する喫緊の課題を協議した。
ウクライナ側はまた、オースティン米国防長官に対して、国内防衛産業のNATOスタンダードに応じた改革をはじめとするウクライナの安全保障・国防分野の改革について報告した。
両者はまた、ウクライナと欧州のエネルギー安全保障問題も話し合った。
オースティン国防長官は、ゼレンシキー大統領に対して、米国によるウクライナの国際的に認められた国境内での独立・領土一体性への断固とした支持を明言した。
ゼレンシキー大統領は、「あなたが合意に従いウクライナを訪問のために渡航したことにつき感謝したい」とし、オースティン長官とバイデン米大統領に対してウクライナへの支持につき謝意を表明した。
My sincere thanks to President @ZelenskyyUa for hosting me in Kyiv today. Together with our allies, we remain committed to supporting Ukraine’s right to decide its own future foreign policy, free from outside influence. pic.twitter.com/7UiJ57KehH
— Secretary of Defense Lloyd J. Austin III (@SecDef) October 19, 2021
なお、19日、オースティン米国防長官がキーウを訪問している。これに先立ち、オースティン長官は、タラン・ウクライナ国防相とも会談している。
写真:大統領府