米政権、ロシア・ウクライナ間国境周辺の情勢を注視
ウクルインフォルム
1日、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、ロシアによるウクライナ国境沿いの動きにつき、同盟国と協議を行ったと発言した。
サリバン補佐官が記者会見時に発言した。米ホワイトハウス広報室が伝えた。
サリバン氏は、記者からの質問を受け、「私たちは、この週末、重要同盟国やパートナーたちとウクライナ問題について協議をする機会を得て、私たちがウクライナの主権と領土一体性を守っている、あるいは支持していることを明確にした。私たちは、情勢を注意深く観察し続ける」と発言した。
また、米国防省のカービー報道官は、同時の記者会見にて、ウクライナとの国境にロシア軍が新たに集結しているとの報道を受けて、米国防省は情勢を注視していると発言した。フランス24が報じた。
カービー氏は、「私たちは、ウクライナ周辺でのロシア軍の通常とは違う活発さに関する報道を把握している。(中略)私たちは、本件につき、同盟国、パートナー国との協議を継続するつもりである。(中略)これまでに話したように、どのような激化あるいは攻撃行為も、米国では大きな懸念を呼び起こす」と発言した。
これに先立ち、10月31日、米ワシントンポスト紙がロシア軍がウクライナとの国境沿いに戦力と兵器を再び集結させていると報じていた。
1日、ウクライナ国防省情報総局は、ロシア軍の部隊・兵器の追加的投入は確認されていないと発表している。