OSCE監視団、11月1日にウクライナ東部の停戦違反を588回確認

OSCE監視団、11月1日にウクライナ東部の停戦違反を588回確認

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欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、10月31日19時30分から11月1日19時30分までの24時間の監視機関に、ドネツィク州で524回、ルハンシク州で66回の停戦違反を確認した。

11月2日付SMM日報(第257/2021)にて報告された

報告には、同観測期間、ドネツィク州では、524回の停戦違反が確認。その内、48回が爆発だったと書かれている。停戦違反の大半は、シローキネから北東と北北東の地点とペトリウシケの兵力等引き離し地点から西北西で確認されたとのこと。

ルハンシク州では、66回の停戦違反が確認(爆発なし)、その大半はルハンシク市の南東周辺部で確認されたと書かれている。

また、今回の停戦違反は2020年一日平均停戦違反件数(約400回)の約1.5倍となっている。また、過去7日間の一日平均停戦違反件数もまた、約600回となっている。

なお、ウクライナ統一部隊作戦本部広報室は、11月2日、ウクライナ東部のロシア連邦占領軍が停戦合意に7回違反し、ウクライナ軍人1名が死亡したと発表している(編集注:SMMとウクライナ軍は、停戦違反の計測方法が違うため、停戦違反件数には常に大きな差が出ている。SMMは個々の射撃音や爆発音を停戦違反1回と数えるが、ウクライナ軍は1回のまとまった攻撃を停戦違反1回と数えている)。

写真・図表:SMM


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