米供与のアイランド型巡視船2隻、ウクライナに到着
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ウクルインフォルム
米国からウクライナに供与されるアイランド型カッター(巡視船)2隻がウクライナ南部オデーサに到着した。
23日、ウクライナ海軍司令部広報室がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
写真:イーホル・トカチェンコ/ウクルインフォルム
発表には、「輸送船に積載されたウクライナ海軍巡視船は、数千マイルを越えて、ウクライナの領海へと入った」と書かれている。
ネイジュパパ海軍司令官は、米国に対して、ウクライナへの長年のサポートにつき謝意を述べ、ウクライナはロシア連邦による武力侵略への抵抗において米国の貢献を高く評価していると伝えた。
今回供与された2隻は、「ファスチウ」「スーミ」と命名されたとのこと。
ウクルインフォルムの記者がウクライナ海軍に問い合わせたところ、同船はオデーサ港に停泊すると説明された。
これに先立ち、11月8日、在ウクライナ米大使館がウクライナに対して供与される米国の巡視船2隻が、米ボルチモアからオデーサ港へ向け出航したと伝えていた。
また、今年7月、オレクシー・ネイジュパパ・ウクライナが海軍司令官は、2021年中にピウデンニー港を拠点とするアイランド型巡視船による大隊を編成する可能性があることを認めていた。司令官は、2019年秋に米国から供与された巡視船「スロヴヤンシク」と「スタロビリシク」は、すでに海軍に配備されていると伝えた。
今年10月末には、米ボルチモアにて、第5回となるアイランド型巡視船のウクライナの乗員訓練が終了している。