ドネツィク・ルハンシク両州一部地域には6〜800人の露将校が駐留=ウクライナ軍情報機関

ドネツィク・ルハンシク両州一部地域には6〜800人の露将校が駐留=ウクライナ軍情報機関

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ウクライナ国防省情報総局は、ウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州一時的被占領地には、恒常的に600〜800人のロシア軍将校が駐在していると伝えた。

20日、情報総局がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「一時的被占領下ウクライナ東部領には、600名から800名までのロシアの将校・将軍が恒常的に駐留している。ロシア軍人は、ロシア占領軍第1軍集団(ドネツィク州管轄)及び第2軍集団(ルハンシク州管轄)の指揮官職に就いている」と書かれている。

情報総局はまた、ロシア軍の将校・将軍は、ウクライナ領での戦闘行為を行うと、軍にて褒賞されたり、昇級したりすると説明した。

また、発表には、ヴァディム・スキビツィキー情報総局代表がニュース番組「現実のドンバス」出演時した際の発言として、「将軍に関して言えば、第2軍集団を形成したセルゲイ・クゾフレフ将軍は、ウクライナ領での戦闘の後、ロシアに戻り、第20軍指揮官になり、その後第8軍指揮官となった。その後、ロシア連邦軍南部軍管区の副司令官に任命されている。現在、軍集団本部、旅団や連隊の指揮には、ロシア連邦軍の現行の将校が就いている。今年の10、11月、第2軍集団の上層部の交代が行われた。現在、同軍集団にはロシアから来た新しい指揮官が就いている。複数の旅団の指揮官が交代した。そして、そのプロセスは恒常的に生じている」と書かれている。

ウクライナ国防省情報総局の情報では、ロシア占領軍第1・第2軍集団は、2014年8、9月にロシア連邦軍大体戦術群を基本に形成されたものであるという。これら軍集団の配置地点は、ロシア軍の対ウクライナ防衛・侵攻作戦実施計画にて明示されていると説明されている。

これに先立ち、11月12日、ヴァレリー・ザルジュニー・ウクライナ軍総司令官は、「ロシア連邦南部軍管区第1・第2軍集団の合計兵力は3万5500人である。ロシア連邦軍の正規軍人約2100人が、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域にてウクライナに対して恒常的に戦闘している。ロシアの正規の将軍・将校は、重要指揮職に就いている」と発言していた

なお、6月、ゼレンシキー大統領は、春の時点のロシア軍集結による情勢激化の際のロシア側兵力につき、3万~3万5000人の兵力がドネツィク・ルハンシク両州一部地域に駐留、ウクライナ・ロシア間国境沿いには時期に応じて5万から8万の兵力が駐留、被占領下クリミアには約3万3000人~3万5000人の兵力が駐留していたと説明していた


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