露はカザフスタンにウクライナでの戦闘経験ある部隊を投入=民間調査団体
ウクルインフォルム
民間調査団体「インフォームナパーム」は、ロシア連邦が6日にカザフスタンに投入した軍部隊は、対ウクライナ侵略の際に投入された特殊任務部隊であると指摘している。
国際調査団体「インフォームナパーム」が報告した。
同団体は、報道によれば、ロシア連邦はカザフスタンに空挺軍第45独立特殊任務旅団、第98師団、特殊用途センター「セネジ」部隊の軍人を投入していると伝えた。
インフォームナパームの調査では、これらは、クリミア占領作戦や、ウクライナ東部の戦闘といった対ウクライナ侵略へ参加したことのある部隊であることがわかっているという。特に、空挺軍第98師団(第65451基地)からは、ウクライナでは、第217パラシュート空挺連隊(第62295基地)と第331パラシュート空挺連隊(第71211基地)が見られたと指摘した。
第45独立特殊任務旅団(第28337基地)は、2014年までは、空挺軍第45独立連隊だったもので、そこにはイーゴリ・ギルキン(ロシア連邦軍元将校、ロシア連邦保安庁(FSB)元大佐)も所属していたと説明された。
カザフスタンでは、1月に入ってから、燃料費の高騰に反対して全国で大規模な抗議運動が起きている。野党政治家ジャサラル・クアニシャリンによれば、アルマティでは少なくとも30名が死亡しているという。
5日、カザフスタン政権は、集団安全保障条約(CSTO)へと抗議鎮圧に向けた支援を要請。6日、CSTOは、ロシア連邦と同盟国の部隊からなる平和維持部隊がカザフスタンに到着したことを認めている。