カナダ首相、ウクライナ軍人訓練ミッションの延長と増員を発表
ウクルインフォルム
カナダのトルドー首相は26日、2015年に開始したウクライナ軍訓練ミッション「UNIFIER」を3年間延長し、さらにミッションの人員も大幅に増員することを発表した。
トルドー加首相がオタワでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
トルドー氏は、「私は、UNIFIER作戦をさらに3年間延長し、この長期ミッションを拡大し、ウクライナに緊急支援を供与するよう指示した」と発言した。同支援は、3億4000万カナダドル(約2億8000万米ドル)の拠出となると説明した。
さらに同氏は、「私は、カナダ軍に今後数日中に60名の軍人をウクライナに派遣し、すでに同国に駐留する約200名の男女に加わらせることを許可した。軍は、今後、ウクライナの軍人数を400名まで増やすことが可能となる」と強調した。
同氏は、カナダはさらにウクライナに非殺傷機材を供与し、インテリジェンスを共有し、サイバー攻撃との対抗を支援すると述べた。
なお、カナダ政府は、2015年からウクライナ領にて「UNIFIER」という作戦でウクライナ軍人の訓練を実施してきていた。同ミッションにて、現在約200名のカナダ軍人がウクライナ軍人に近代戦闘の訓練を行っている。