サイバー攻撃 ウクライナ政府・金融機関ウェブサイトに障害発生 すでに復旧
ウクルインフォルム
15日、ウクライナの政府関係機関や金融機関のウェブサイトがサイバー攻撃を受け、アクセスができなくなった。16日正午の時点ではこれらのウェブサイトへのアクセスは復旧している。
ウクルインフォルムが調べたところでは、16日朝時点で、国防省、国営プリヴァト銀行、国営オシチャド銀行、教育省、一時的被占領地再統合問題省、戦略的産業分野問題省、内務省、政府ポータルのウェブサイトの復旧が確認できている。
これに先立ち、15日夕刻、国防省、プリヴァト銀行、オシチャド銀行のウェブサイトへのDDoS攻撃が確認され、アクセスができなくなった。これを受け、国家サイバーセキュリティシステム関連機関の専門家作業グループが、サイバー攻撃への対策・沈静化方策を開始した。
フェードロウ副首相兼デジタル移行相は、同日約20時に政府ポータルサイト「ジーヤ」への強力なDDoS攻撃が始まったが、サイバー専門家が撃退したと発表した。
国営プリヴァト銀行は15日、攻撃を受けた最初の約1時間は、ATMや支払いサービス一時的利用できなくなったが、同日16時30分にはサービスが再開されたと発表した。
ウクライナ国防省は16日、フェイスブック・アカウントにて、同省のDDoS攻撃を受けてダウンしたウェブサイトの復旧作業は、米国パートナーからの支援も受けて行われたと発表した。