トラス英外相、さらなる対露制裁を呼びかけ

トラス英外相、さらなる対露制裁を呼びかけ

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ウクルインフォルム
英国は、同志国に対して、新しい制裁を発動し、西側からロシアへの資金の流れを止めるべきだと呼びかけている。

4日、トラス英外相がワルシャワにてクレーバ宇外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

トラス外相は、英国とパートナー国のウクライナ・サポート強化の責任、さらなる武器供与と対露制裁強化の必要性について主張した。

トラス氏は、「今週後半、G7外相と北大西洋条約機構(NATO)外相が集まる。私たちは、新たな制裁の波を発表することになる。西側からプーチンの戦争機構に資金が流れているのが現実だ。それを止めねばならない。ブリュッセルにて、私は、ドミトロー(クレーバ宇外相)が支持する方向へとさらに進むべく、パートナーたちと仕事をしていく」と発言した。

具体的に同氏は、ロシアの船舶の各国の港の利用禁止、ロシアの銀行問題の解決(編集注:ウクライナは全てのロシアの銀行のSWIFT(国際銀行間通信協会)からの遮断を求めている)、プーチンの軍事予算を潤しているさらなる産業からの撤退、「ロシアの石油、ガス、石炭の私たちの輸入」を止めるための明確な予定についての合意のことだと説明した。

同氏はさらに、ウクライナに武器を供与しなければならないと述べ、「英国は、新世代対戦車ミサイル『ジャベリン』やミサイルシステム『スターストリーク』を含め、より多くの物を供与している」と発言した。

その他同氏は、ロシア軍がウクライナ領に駐留し、ロシアの脅威が欧州を覆い続ける限りは、制裁解除については一切話すべきではないと強調した。同氏は、「私たちは、プーチンが軍を撤退するのを見なければならない。私たちには、ウクライナの領土一体性の完全回復が必要だ。私たちには、ロシアのさらなる侵略の能力が停止されることを目にしなければならない。私たちは、ウクライナ復興計画と国際刑事裁判所での正義執行が必要だ」と発言した。

また、トラス英外相は、ツイッター・アカウントにて、「ウクライナにて犯された強姦と性暴力のぞっとする報告について。英国は、これまでに紛争にて性暴力の被害を受けた女性と少女を助ける団体を含め、ウクライナの団体への1000万ポンドの支援を発表した。強姦を戦争の武器として利用することは戦争犯罪である」と強調した。

さらに、同氏は、「私たちは、ウクライナでのプーチンの敗北を確実なものとすべく、ロシアに対してより強固に向き合わねばならない。それは、より多くの武器、さらなる制裁のことだ」と伝えた。

クレーバ宇外相は、ツイッター・アカウントにて、トラス外相とさらなる対露制裁とウクライナへの武器供与について調整したと報告した。さらにクレーバ氏は、ブチャでのロシアの大量殺人につき、「ロシアは今止められなければならない。これ以上中途半端な方策であってはならない。G7とEUの制裁は、痛烈なものでなければならない。ウクライナがあらゆる必要な武器を受け取るようでなければならない」と強調した。


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