ランブレヒト独国防相、ウクライナを訪問 防空システムの迅速な提供を約束
ドイツ国防省がツイッター・アカウントにて訪問につき報告した。
発表には、「ランブレヒト国防相は今日、レズニコウ宇国防相と会談した。私たちは、必要なだけ、友人を支える」と書かれている。
また、レズニコウ宇国防相も、ツイッター・アカウントにて、今回の会談につき報告した。
レズニコウ氏は、ランブレヒト氏が「良いニュースとウクライナ軍強化のためのより多くの手段」を持ってきたと伝えた。さらに、同氏は、「私たちは、現在の地政学的・安全保障上の状況を協議した。大臣は、私たちの軍人と対話できたこと、『ゲパルド』が装備に加わっているのを見られたことを喜んでいた」と伝えた。
また、ドイツ報道ネットワーク(RND)によれば、ランブレヒト氏はオデーサを訪問したという。また、訪問時に空襲警報が鳴り、同氏はシェルターへと避難を余儀なくされたとある。レズニコウ氏は、ロシア軍がおそらく艦船からミサイル「カリブル」を発射したとしつつ、防空システム、対艦ミサイルの提供を要請した。
ランブレヒト氏は、「数日以内に」防空システム「アイリスティー(IRIS-T)SLM」の1基目の輸送を約束した。同時に同氏は、「ウクライナは現在信じられない数の空爆を受けており、そのため、私たちが防空の観点からのより多くの支援を提供することが非常に重要だ。その点で、あなた方は私たちを頼って良い」と発言した。
また同氏は、「残虐さに成功を達成させてはいけない」と述べ、ウクライナ側がロシアをテロ国家認定する要求には理解を示しつつ、同時にその要求には直接同意はせず、代わりに追加制裁の議論の必要性を強調した。
さらに同氏は、ウクライナの簡素手続きでの北大西洋条約機構(NATO)加盟発言にも「理解」を示したものの、そのような手続きには一定の条件の履行が必要だと指摘した。加えて同氏は、「非常に重要なことは、NATOが戦争の当事者にはならないという立場を明確にしていることだ。私たちは、この紛争のはじめにそのことについて明確に発表したし、そのように今後も行動していく」と強調した。
その他、レズニコウ氏は、ウクライナはクリミアを含めた全ての自国領の解放に向けて戦い続けると発言した。
写真:ドイツ国防省