米国、11月初頭にウクライナへ防空システム「ナサムス」を提供する見込み
ウクルインフォルム
オースティン米国防長官は27日、すでに発表されていた防空システム「ナサムス」のウクライナへの提供につき、11月初頭に引き渡して、また同システム使用の訓練を行う見込みだと発言した。
オースティン国防長官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
オースティン氏は、「彼ら(ウクライナ)が何よりも必要としているのは、防空システムであり、そのため、ウクライナ防衛問題コンタクトグループの前回会合では、私たちは正にその点を強調していた」と発言した。
そして同氏は、ウクライナ軍が防空システムを獲得できるようにするために、米国が努力をしてきたと指摘した。
さらに同氏は、「私たちは、彼らがナサムスを受け取れるように、熱心な働きかけを行ってきたし、私たちは、来月、来月初旬に私たちがそのシステムを引き渡し、ウクライナの現地部隊の訓練が行えることを期待している」と発言した。
その他同氏は、米国は、ウクライナにできるだけ早く、できるだけ多くの防空システムを提供できるように努力を続けると明言した。
なお、AP通信は、28日に米国が、新たに総額約2億7500万ドルの対ウクライナ追加防衛支援の発表を行うと報じている。