米国はウクライナにさらに防空システムを提供する=米高官
ウクルインフォルム
米国のサリヴァン大統領府補佐官(国家安全保障問題担当)は15日、同日のロシア連邦によるウクライナ領に対する大規模なミサイル攻撃を非難した上で、米国はウクライナの防空システムを強化していくと発言した。
ホワイトハウスがサリヴァン氏の声明を公開した。
サリヴァン氏は、米国はキーウの住宅やその他国全体の施設へと被害を生み出した、ロシアによる最新のウクライナに対するミサイル攻撃を強く非難すると発言した。
同氏はまた、インドネシアでのG20首脳会談で世界の首脳が世界中の人々にとって重要な問題を協議している際に、ロシアはまたしても人々の命に脅威をもたらし、ウクライナの重要インフラを破壊していると指摘した。
そして同氏は、「これらのロシアの攻撃は、G20の間のプーチンの戦争の不安定化をもたらす影響への懸念を深めるだけである。私たちの考えは、主権と民主主義を守る上で強靭性と勇敢さを示し続ける勇敢なウクライナの人々とともにある」と発言した。
さらに同氏は、米国はウクライナに新しい防空システムを含め、防衛能力を強化する支援を提供し続けていくと伝えた。
同氏は、「米国と同盟国・パートナー国は、防空システムを含め、自衛のためのあらゆる必要なものをウクライナへ提供し続ける。私たちは、必要な限りずっとウクライナとともにあり続ける」と強調した。
これに先立ち、15日のロシア軍によるウクライナへの大規模なミサイル攻撃により、各地の電力インフラ施設が破壊された。ウクライナ大統領府は、電力供給の状況が危機的となっていると発表している。キーウ市内では、集合住宅着弾地点にて、住民1名の死亡が確認されたと報告されている。