ウクライナ国防相、モトール・シーチ社の幹部を交代
ウクルインフォルム
ウクライナのレズニコウ国防相は11月30日、国営航空エンジンメーカー「モトール・シーチ」社の新総裁にオレクシー・ニキフォロウ氏を任命し、同社監査委員会と企業取締役会を交代させる決定を採択した。
国防省広報室がフェイスブック・アカウントで伝えた。
発表には、「2022年11月28日、ウクライナ国防省の命令により、公開株式会社『モトール・シーチ』の企業の活動基盤となる憲章に変更が加えられた。さらに、監査委員会の委員、取締役会会長と会員の権限が期限前に停止された。加えて、ヴヤチェスラウ・ボフスライェウ氏の公開企業総裁の権限が停止され、同職から解任された。ウクライナ国防相の命令により、オレクシー・ニキフォロウ氏が企業総裁に任命された」と書かれている。
さらに、監査委員会の新委員構成と委員長(イーホル・フォメンコ経済次官)が選出され、すでに第1回会合を開催したと伝えられている。
これに先立ち、ダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は11月7日、モトール・シーチ社、ザポリジュトランスフォルマトル社、アウトクラズ社、ウクルナフタ社、ウクルタトナフタ社の5社の株式が国防省の管理下に譲渡されたと発言していた。ゼレンシキー大統領は同日、同5社を国有化する決定を発表し、同決定は国家の防衛分野の需要を満たすために役立つ必要な行為だと発言していた。
10月23日、ウクライナ保安庁(SBU)は、ヴヤチェスラウ・ボフスライェウ当時モトール・シーチ社総裁を侵略国ロシアとの協力・支援の容疑で拘束していた。