米国、ウクライナに防空システム「パトリオット」提供を計画=CNN
ウクルインフォルム
米国政権は、ウクライナに対して防空システム「パトリオット」の提供計画の準備を終えようとしている。
米CNNが報じた。
報道には、「米国防省による計画は、ジョー・バイデン米大統領へと署名に送られるより先に、ロイス・オースティン米国防長官により承認される必要がある」と書かれている。
さらに、ウクライナへのパトリオットの提供に関する公式発表は、今後数日以内に行われる可能性があるという。
数は明らかになっていないが、「パトリオット」の砲台には、通常、レーダー、コンピューター、電力装置、管制ステーション、最大8基の発射台(各々が4弾のミサイルを発射可能)が含まれるという。
また、その他の小規模防空システムと異なり、パトリオットの砲台は、数十人というはるかに多くの要員を必要とし、使用訓練には通常数か月を要するという。
これに先立ち、レズニコウ宇国防相は、今次戦争の次の段階に、防空システム「パトリオット」はウクライナの戦場に現れる可能性があるとの希望を述べていた。
11月30日、ウクライナのクレーバ外相は、これまではウクライナに防空システム「パトリオット」を供与するというのは誰も話してこなかったが、現在は非常に中身のある話が行われていると発言していた。
サリヴァン米大統領国家安全保障担当補佐官は12月12日、米国はロシアの侵略と対抗するウクライナへの新たな支援の発表を準備していると発言していた。
また、12日付G7首脳声明では、「我々は、防空システム及び能力をウクライナに供与することに直近の焦点を当てるとともに、ウクライナの軍事及び防衛装備に関する緊急の要求を満たすための取組を引き続き調整する」と表明されていた。