「ウクライナは長射程ミサイルを来年受け取れるかもしれない」=クレーバ宇外相
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は、来年、戦況次第ではウクライナは射程300キロメートルのミサイル「エイタクムス(ATACMS)」や現代的無人機を受け取れるだろうと発言した。
クレーバ外相がRBCウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。
記者からの、ウクライナは戦車、エイタクムス、現代的攻撃型無人機をはじめとする武器を手に入れられるかとの質問につき、クレーバ氏は、「来年は、手に入れられる。しかし、それは戦況にも左右されるものだ」と答えた。
同氏は、武器提供の話には、戦車、航空機、エイタクムスのような人々にとって話題となりやすいものがあると指摘しつつ、「軍には、軍の具体的な需要があるのだ。例えば、今私に100両の戦車と100台の榴弾砲の提供が提案されたとしたら、私は迷わず、今は100台の榴弾砲を選ぶ。戦車は明日でも良い。なぜなら、私は、前線の現実の需要を知っており、それが今ははるかに重要なことをわかっているからだ」と発言した。
そして同氏は、提供することが象徴的な武器と、今前線で必要なものとがあるとし、「大統領が開く(最高司令官本部)会議のあるごとに、私たちは、敵に勝つには、何がここで今必要か、何が明日必要かということをその点から見ているのだ」と説明した。
その他同氏は、過去10か月世界の国々がウクライナに対して提供した武器と弾薬の支援は、その量も種類も、武器を提供する国の数も過去に例のない水準だと指摘した。
同氏は、「もちろん、私たちは闘っている。私たちのところでは常に不足があり、私たちはいつもより多くのものを求めているが、しかし、私たちは、少なくとも21世紀において、他のどの国が受け取ったよりも多くのサポートを得ているという、そのシンプルな事実は覚えておかねばならない」と強調した。