米国はウクライナの勝利を助けるべく迅速かつ果敢に行動すべき=米大統領補佐官
サリヴァン氏が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
サリヴァン氏は、「質問は、ウクライナがこの戦争で勝つためにはウクライナを手段を用いて支持すべく、私たちは迅速かつ果敢に進むべきか否かというものだ。コンドリーザ・ライス(元)国務長官とロバート・ゲーツ(元)国防長官は、その質問に対して『(そのように)進むべき』と答えた。そして、私たちも、その質問は『(そのように)進むべき』と答えている」と発言した。
なお同氏の発言は、7日のライス氏とゲーツ氏による米ワシントンポスト紙への寄稿に対してコメントしたもの。ライス氏とゲーツ氏は、ウクライナの軍事能力と経済は、現在ほぼ完全に西側の救援に依存していると指摘していた。さらに彼らは、ウクライナによる「大きな打開」と戦場での成功が生じなければ、西側からキーウに対するロシアと協議せよとの圧力は強まるだろうとの見方を示した。同時に両氏は、ウクライナとロシアのどのような停戦も、ロシア軍に新たな侵攻を行うための戦力回復の機会を与えるものとなり、それは受け入れられるものではないと主張した。
両氏は、「米国と同盟国にとって、そのようなシナリオを回避する唯一の手段は、ウクライナがロシアの新たな侵攻を抑止し、ウクライナをロシア軍を東部と南部で押し返せるようにすることができるだけの、軍事供給・能力の劇的な増加をウクライナに対して緊急に行うことである」と主張した。
この点につき、サリヴァン補佐官は、ホワイトハウスによる最新の総額30億ドルの対ウクライナ安保支援パッケージにて、米政権は本件に言葉ではなく行動でコミットしていることを証明していると発言した。
同時に同氏は、米国議会の過半数の議員、過半数の米国民は、「引き続きロシアの侵略から守るための手段をウクライナに提供する政策を断固として支持している」と指摘した。