「ウクライナ防衛支援会合の前に良いニュースがあるだろう」=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、1月20日に予定されているウクライナ防衛支援会議(ラムシュタイン会議)次期会合の前に、ウクライナにとって良いニュースが出てくる可能性を示唆した。
ゼレンシキー大統領が9日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、同日パートナー国と4つの協議を行ったとし、チェコ首相、スロベニア大統領、ポルトガル首相、北マケドニア首相とウクライナへの防衛支援増加について話し合ったと伝えた。また、今年、ロシアの侵略を敗北に追いやらねばならないこと、並びに、領土一体性回復からロシア・テロリストの断罪まで、ウクライナの提唱する「平和の公式」のあらゆる要素を実現すべきであることを協議したと述べた。
加えて同氏は、「私たちの国にとって良いニュースが現れるだろう。そして、非常に重要なのは、占領者のさらなる残虐な犯罪を背景に、次期ラムシュタイン会合の前となる今、私たちがパートナーたちと合意に達しようとしていることだ」と指摘した。
同氏は、ロシア軍によるウクライナ領の駐留が、人々にとっての死、怪我、痛み、苦しみを意味するものだということを世界は知っていると述べ、「ウクライナは、テロリストを私たちの大地から追い出すため、そして、ロシアのあらゆるエスカレーション計画から人々を理想的に守るために必要なものを全て受け取らねばならない。私は、その武器、その装備を前線にいる私たちの戦士が受け取ることになると確信している。もうすぐにだ」と強調した。
なお、約50か国が参加し、ウクライナへの装備支援について協議する「ウクライナ防衛問題コンタクトグループ」(ラムシュタイン会議)の次回第8回会合は、1月20日に開催される。
写真:大統領府