スナク英首相、ウクライナへの戦車チャレンジャー2提供決定をゼレンシキー宇大統領に伝える=公式
英政府公式ウェブサイトに電話会談の結果が掲載された。
発表には、「両首脳は、ロシアの対ウクライナ戦争の現状を振り返り、ウクライナ軍勝利がロシア軍を押し戻し、それがロシア軍の軍事面と士気面の問題を深めていることを指摘した。彼らは、この瞬間を掴み、ウクライナへの世界的な軍事・外交支援を加速させる必要性に同意した」と書かれている。
また、「スナク首相は、戦車チャンジャー2や追加的火砲システムの提供を通じたものを含め、ウクライナへの支援を強化する英国の野心を説明した」と発表されている。
両首脳は、ポーランドによるレオパルド2の戦車中隊のウクライナへの提供提案をはじめ、本件におけるその他の国際的コミットメントを歓迎したという。
さらに、「英首相は、自身も英国政府全体も、ウクライナが優位を得て、この戦争に勝利し、永続的な平和を確保できるような支援を迅速に提供すべく、国際パートナーと集中的に取り組んでいく」と伝えたと書かれている。
これに先立ち、これに先立ち、11日、英国政府は、初めてウクライナへの主力戦車チャレンジャー2提供の意向を認めていた。
英サン紙によれば、英製主力戦車「チャレンジャー2」は、まず4台がすぐに東欧へ送られ、その後少し後にさらに8台が送られることになるのだという。
14日、ゼレンシキー大統領は、スナク首相と電話会談を行ったと報告し、「常に強力な英国のサポートは、今や鉄壁となり、チャレンジの準備ができている。スナク首相との対話の中で、私は、戦場で私たちを強めるだけでなく、その他のパートナー国にとって正しいシグナルとなる決定につき謝意を伝えた」と書き込んでいた。
その他、11日、ポーランドのドゥダ大統領も、ポーランドは、国際的な連合が設置されて、その一環で要件が満たされたら、ウクライナへと独製主力戦車「レオパルド2」を提供すると発言していた。また12日、ハーベック独副首相兼経済・気候保護相は、ポーランドからウクライナへの主力戦車レオパルド2の提供を、製造国ドイツが許可しないことで破綻させることは看過できないとの見方を示している。
写真:ウクライナ大統領府