米国、総額25億ドル相当の新しい対ウクライナ安保支援を発表
米国防省が公表した。
発表には、「最大25億ドルに相当するこの承認は、米国防省倉庫からウクライナのための2021年8月以降30回目の装備品引き出しである。同支援には、何百台の装甲車、ウクライナ防空のための重要支援やその他重要機材を含む」と書かれている。
具体的な支援品のリストは以下のとおり。
防空システム「ナサムス」用追加弾薬
防空システム「アヴェンジャー」 8基
歩兵戦闘車「ブラッドレー」 59台、TOW対戦車ミサイル 590発、25ミリ弾薬 29万5000弾
装甲兵員輸送車「ストライカー」 90台、地雷除去車両 20台
装甲車「MRAP」 53台
汎用四輪駆動車「ハンヴィー(HMMWV)」 350台
155ミリ砲弾 2万弾
精密誘導式155ミリ砲弾 約600弾
105ミリ砲弾 9万5000弾
120ミリ迫撃砲弾 約1万1800弾
高機動砲ロケットシステム「ハイマース」用追加弾薬
弾薬支援車 12台
移動指揮(コマンドポスト)車両 6台
兵器牽引用戦術車 22台
対レーダーミサイル「ハーム」
対装甲ロケット弾 約2000弾
小火器弾薬 300万弾以上
障害物除去のための解体装置
クレイモア対人弾
暗視装置
予備品およびその他の野戦用装備
ゼレンシキー大統領は、今回の支援発表につき、ツイッター・アカウントにて、「25億ドルのウクライナへの新たな強力な防衛支援パッケージにつき、バイデン米大統領に感謝する」と書き込んだ。
同氏はまた、装甲車「ストライカー」、追加歩兵戦闘車「ブラッドレー」、防空システム「アヴェンジャー」は、侵略国との戦いにおける重要な支援だと伝えた。
さらに同氏は、「米国民の揺らぐことのない主導的サポートに感謝している!」と強調した。
なお、1月20日には、約50か国が参加するウクライナ防衛支援コンタクトグループ(ラムシュタイン)会合が開催される。