レズニコウ宇国防相、防衛支援会合に「満足している」
レズニコウ国防省が米国営放送「アメリカの声」へのインタビュー時に発言した。
レズニコウ氏は、「私は、非常に満足しているし、ロイド・オースティン氏(米国防長官)とマーク・ミリー氏(米軍統合参謀本部議長)、『ラムシュタイン』を組織したチーム、受け入れ国のドイツ、そして、新大臣のボリス氏(編集注:ピストリウス独国防相)に大変感謝している。重要な鍵となる言葉は、団結、適時、支援提供の迅速性、ウクライナ軍、安全保障・国防分野の被占領地解放反攻作戦継続能力の構築である」と発言した。
その際同氏は、ウクライナに対する軍事支援についての公開された情報以外にも「閉ざされた扉の向こうにいくつかのパッケージがあった」と指摘した。
また同氏は、会合では防空強化に多くの注意が割かれたと述べたとし、「その問題は真剣に発展しており、私たちは『ラムシュタイン』にてパトリオットだけではなく、他のシステムについても話した。短距離、中距離、長距離射程のもの、そして高度に関してもだ」と伝えた。
その他同氏は、ウクライナの課題は戦場での主導権を維持することにあると述べ、「皆が、複雑な新しい機材の習得には時間が必要だと理解しているが、しかしウクライナ軍人、防衛者は、現代的な複雑なシステムを火砲から無人機まで速やかに習得することを示してきた」と発言した。
これに先立ち、20日、ドイツにて第8回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)が開催された。独製主力戦車レオパルト2提供への同意形成がされるかどうかに注目が集まったが、会合後ピストリウス独国防相は、同日ウクライナへ西側戦車を供給する決定は採択されなかったと報告した。その際同氏は、今後戦車レオパルトの提供についてコンセンサスに達する可能性は排除しないとも伝え、肯定的な決定が採択された場合に迅速に対応できるように備えておかねばならないと補足した。同日、レズニコウ宇国防相は、提供決定を待たずに、ウクライナ軍人への独製戦車レオパルト運用訓練が始まると発言した。