ウクライナへの航空機提供問題が解決されることに疑いはない=クレーバ宇外相
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は17日、同国は全面戦争開始から勝利のために7種の武器を手に入れることを課題に据えていたが、すでにその内の6種を入手済み、あるいは手に入る予定となっていることを指摘した。
クレーバ外相がミュンヘン安全保障会議の会場内でウクライナの報道機関向けの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
クレーバ氏は、「状況はシンプルだ。戦争が始まった時、私たちの防衛戦力がウクライナを守るだけでなく、効果的に攻勢に出て、ウクライナ領から敵を追い出すためには、私たちは7種の武器を手に入れなければならないと理解していた。ほぼ12か月が経つ中で、その内の6種の武器はオープンだ(編集注:提供された、あるいは提供予定・見込みの意)」と発言した。
同氏はまた、航空機提供問題も解決されるということに疑いは一切ないとし、航空機を巡る闘いは「戦車を巡るものよりも少々異なる構造となっているが、その作業はすでに始まっている」として、これまでより少し長めの時間がかかると指摘した。
その際同氏は、今月のゼレンシキー宇大統領の英国議会議員に対する演説をそのような開始とみなすことができると発言した。
同時に同氏は、「だめだ、私たちは提供できない、当面は」などといった発言を今後多く聞くことになるだろうが、しかし最終的には全て提供されることになるだろうとの確信を示した。
同氏は、「私は、2つのことを求めてミュンヘンにきた。すでに約束されたあらゆる武器の迅速で安定した提供、そして、新しい量、何より弾薬だ」と発言した。
なお、2月17日から19日にかけて、ミュンヘン安全保障会議が開催されている。日本の林外相は、18日に開催するG7外相会合にクレーバ宇外相を招待すると発言している。