ウクライナにとって最適な戦闘機はF-16かグリペン=レズニコウ宇国防相
レズニコウ国防省がウクライナのニュースサイト「バベル」へのインタビュー時に発言した。
レズニコウ氏は、戦闘機問題に関しては、ウクライナはどのパートナー国のところにどの航空機が多くあるか、という点から判断していると発言した。また同氏は、「部品、メンテナンスに必要な物が誰のところに最も多くあるか。どの航空機が私たちの飛行場に離着陸可能か。どのシステムがロシアのSu-35と同程度の視界を持ち、どのミサイルが150キロ以上の射程を攻撃できるか」等の点を考慮していると発言した。
また同氏は、オレシチューク空軍司令官はウクライナにとって最適なのはF-16であり、その次がスウェーデンのグリペンだと述べたとし、また英国、フランス、ドイツの航空機も適していると発言したと伝えた。そしてレズニコウ氏は、基本となるのはいずれかの1種の航空機であり、それに加えて複数の他の航空機が加わる形となると述べ、それは戦車に関して、ドイツの主力戦車レオパルトが基本とならねばならないのと同様だと発言した。
その他同氏は、ウクライナはソ連製のMiG−27を受け取ることに反対はしていないとしつつ、同時にそれはロシアの戦闘機に性能面で大きく劣ることを指摘した。また、同氏は、ウクライナはF-16を受け入れることが困難だった国内の飛行場の問題を解決することができたとも伝えた。
加えて同氏は、ウクライナが受け取る可能性のある戦闘機の数につき、「もちろん、私たちはまず50機、それから100機を目指していく。現実的には、私たちは様々な課題遂行能力を持つ100機の航空機を得られるなら、悪くない状況となる。そして、それは現実的な状況だ。なぜなら、各国が10〜15機提供することが可能なわけで、それはそれらの国の防衛能力を下げることはないのだから」と指摘した。