クレーバ宇外相、ウクライナへの航空機提供問題は「いずれ肯定的に解決されると思う」
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は21日、ウクライナへの航空機提供に向けた作業は常に行われていると発言した。
クレーバ外相がウクルインフォルムのハーグ特派員にコメントした。
クレーバ氏は、「私たちは、『航空機連合』なるものの創設に向けた作業をずっとしている。確かに、航空機の技術とサービスの複雑さの観点から、それは集団の決定が必要となるものだ。まだ、『提供する』と述べ得る国は1つもないが、他方で『提供しない』と述べ得るような国も1つもない。本件は、完全にオープンな選択肢なのだ。私は、最終的にはその問題は肯定的に解決されると思っているが、しかし、問題の複雑さの観点、技術的複雑さの観点から、その決定採択には一定の時間がかかる」と発言した。
またクレーバ氏は、戦闘機提供がウクライナにとってどのように役立つかを説明した。クレーバ氏は、「戦闘機は2つの機能を持つ。1つ目の機能は、防空システムの一部となり、空の標的の捕捉と破壊のための防空システムを強化することだ。2つ目は、地上軍の防衛・攻勢行動の空からの支援のためのものだ。その2つが基本的機能であり、その2つが私たちにはとても必要なのだ」と発言した。
同氏はさらに、ウクライナの飛行士の訓練のできるだけ早い開始が必要だと強調し、「戦車の訓練が数週間なら、飛行士の訓練は少なくとも数か月かかる」と指摘した。
写真:ウクライナ軍