NATO事務総長、ゼレンシキー宇大統領の7月の首脳会談参加を期待

NATO事務総長、ゼレンシキー宇大統領の7月の首脳会談参加を期待

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北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は24日、ゼレンシキー宇大統領を今年7月11、12日のビルニュスで開催されるNATO首脳会談に招待したことを認めた。

ストルテンベルグ氏がタリンでの欧州委員長とエストニア大統領との共同記者会見時に発言した。EUマルチメディアポータルにて動画が公開された

ストルテンベルグ氏は、「私はゼレンシキー大統領を7月のビルニュスNATO首脳会談参加に招待した。私は本当に彼がそこを訪れられることを期待しているが、しかし言うまでもなく、それは状況に左右される。私たちは、全面戦争、その国への侵攻の只中にいるのだ」と発言した。

同氏はまた、ウクライナの将来のNATO加盟に関する同機構の立場は変わっていないとし、ウクライナがいつかNATOに加盟することを同盟国は何度も確認していると伝えた。

さらに同氏は、「私たちは皆、それを実現させるためのはじめの一歩は、ウクライナの主権国家、独立国家としての勝利なのだと理解している。主権があり民主的で、自由なウクライナなくして、NATO加盟問題は決して生じ得ない。つまり、私たちの注意の全ての焦点と全ての努力は現在、プーチンが勝利を得ないよう、ウクライナを勝たせることに集中している。その後で、私たちは、ウクライナ加盟問題に戻ることになる」と発言した。

また同氏は、ロシアの侵略的振る舞いはもはや傾向となっているとし、2008年の対ジョージア戦争、2014年のクリミアとウクライナ東部の州の一部の奪取、昨年のウクライナへの全面侵攻を喚起した上で、戦後は、これが繰り返されることのないような条件が作られねばならないと強調した。同氏は、「今回戦争が終結したら、私たちは、今後はロシアが欧州の安全保障を脅かすことができないことを確信せねばならない。私たちは、ロシアの侵略の輪を断ち切らねばならない。それは、ウクライナ人が自力で侵略を抑止することができるように、ウクライナ人に強力な軍を建設する機会を与えねばならないということを意味する。それはまた、モスクワに対して、同国は今後独立し、主権があり、民主的な隣国クライナを攻撃することはできない、という非常に明確なメッセージとなる、枠組み政治条件を作る問題もある」と指摘した。

そして同氏は、」「私たちはウクライナが欧州大西洋路線を引き続き進む上での支援しなければならない。ウクライナは欧州大西洋家族の一員だ。しかし、最初の一歩は、ウクライナが主権ある自由な国家として勝利することだ」と発言した。


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