マリン・フィンランド首相、ウクライナへの第14回軍事支援を準備していると発表
キーウを訪問したマリン首相がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
マリン氏は、「最近フィンランドは、重装備を含む第13回防衛品支援(供与)の決定を下した。私たちの軍事支援は現在、7億5000万ユーロに達しており、フィンランドはウクライナへと武器を供与する最大支援国の1つになっている。私たちは、欧州の連合のメンバーとしてウクライナ軍の軍人を訓練しているし、もうすぐEU訓練ミッションの一環でも行われるようになる。私たちはすでに第14回軍事支援パッケージを準備している」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ軍の必要なものとウクライナの長期的需要についてのゼレンシキー大統領の話を注意深く聞いたと述べた。
さらに同氏は、欧州は将来、ウクライナへと砲弾をはじめとする軍備を提供できるような強力かつ効果的な防衛産業を築くべきだとし、本件は欧州理事会の次回会合で話し合われると伝えた。
加えて同氏は、フィンランドではウクライナ支援を止めることを支持するものは全くいないと述べ、「私たちは、暗闇の時代を生きている。しかし、私たちは団結している。そう期待している。ウクライナは、欧州の価値のために前線で戦っている。選挙前公約において、フィンランドの人々の中に、ウクライナ支援を止めるべきだと言ったものは一人としていなかった。反対に、皆がウクライナをさらに支えなければならないと述べている」と発言した。
なお、10日、フィンランドのマリン首相がキーウを訪問した。ゼレンシキー大統領とマリン首相は、キーウ市内で開催された戦死した最上級勲章「ウクライナの英雄」を保有する軍人ドミトロー・コツュバイロ(コードネーム「ダヴィンチ」)氏の告別式に参列している。