ウクライナの反攻には最新戦車の大隊が16〜20個必要=ポーランド将軍
ウクルインフォルム
ポーランド陸軍のスクシプチャク将軍(元陸軍司令官)は、ウクライナがロシア軍に対して効果的な反攻を実施するには、西側が現在予定している提供数よりも多く戦車が必要だと発言した。
スクシプチャク将軍がウクルインフォルムの特派員にコメントした。
スクシプチャク氏は、「戦車大隊1個では足りない。効果的な反攻のためには、ウクライナ人には主力戦車の大隊が16〜20個必要だ。十数個の大隊からなる協力な装甲戦車の拳が必要で、それが防衛を突破し、さらにロシア軍の撤退を追撃するのである」と発言した。
同氏はまた、西側の政治的決定は「非常に遅い」とし、決定は迅速でなければならないと指摘した。さらに同氏は、ウクライナは秋には主力戦車の提供を求めていたのに、その提供はようやく今になって始まっていると述べた。
同氏は、西側は戦争を長引かせるのではなく、今年の内にウクライナに勝利して欲しいのかどうか、立場を決めるべきだと強調し、もし勝利して欲しいのであれば、そのためには現在のような「1個の主力戦車大隊の提供に半年かけるような『水滴手法』」で提供するのであってはいけないと指摘した。
そして同氏は、「ロシア軍に対する質的優位をウクライナ軍に与える、断固とした行動が必要である。欧州諸国は、ウクライナにさらに多くの自国の戦車を自国の武器庫から明け渡し、後で新たな装甲車製造で補充するようにせねばならない。ロシアを打破するには、ウクライナには400〜500両の主力戦車が必要だ」と発言した。
同氏は、主力戦車とは、とりわけレオパルト、エイブラムス、チャレンジャーのような戦車のことだと補足した。