ウクライナの新編成「進撃警護隊」への入隊志願者2万8000人=クリメンコ内務相
ウクルインフォルム
ウクライナのクリメンコ内務相は11日、内務省傘下で新編成される「進撃警護隊」への入隊申請を行った志願者は2月28日以降2万8000人に上るとし、現時点でほぼ全ての新部隊がすでに編成されていると発言した。
クリメンコ内務省がテレビ番組出演時に発言した。
クリメンコ氏は、「私たちは、2万8000件の申請を志願者から受け取った。申請は、行政サービス提供センターと関連ウェブサイトを通じて提出された。もちろん、全員がそれら部隊に入隊できるわけではない。なぜなら、選考はかなり厳しいからだ。ほぼ全ての部隊の訓練を国内訓練場ですでに開始しており、訓練では皆が耐えられているわけではない」と発言した。
同氏はまた、国家警護隊、国境警備隊、国家警察が「進撃警護隊」と呼ばれる戦闘能力を持つ部隊を得るのに必要なだけの期間、訓練は行われると指摘した。
そして同氏は、「部隊はもう基本的には編成されており、現時点で、私たちは、将来の予備隊員を得るために、追加的に志願者を募っているところだ」と発言した。
なお、「進撃警護隊(Гвардія наступу)」とは、内務省傘下の国家警護隊、国境警備隊、国家警察の中に襲撃旅団を形成する目的で同省が開始した新しい隊員の募集キャンペーン。新隊員の募集は2月2日に開始し、初日ですでに5000件以上の応募があった。この新編成の襲撃旅団は、ウクライナ軍の反攻作戦時遂行時に領土の脱占領に携わっていく部隊。領土の解放を行う際、軍が自治体を解放し、その場にとどまらずにさらに進軍し、内務省傘下の新部隊が解放された自治体での掃討戦や治安維持を担当していくことになる。