ショルツ独首相、独製戦車「レオパルト2」をウクライナに引き渡したことを認める
ショルツ首相がロッテルダムにおけるルッテ・オランダ首相との会談後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
記者が18両のレオパルト2A6がすでにウクライナへと引き渡されたという報道を認めるかと質問すると、ショルツ氏は、「ええ、私たちは約束どおり戦車を引き渡した」と返答した。
さらにショルツ氏は、「ドイツは、オランダと共に、戦車『レオパルト1』のウクライナへの提供を準備している」とも伝えた。
同氏は、ドイツとオランダはこれまで、自走榴弾砲パンツァーハウビッツェ2000や弾薬を共同でウクライナに提供してきたと喚起し、またウクライナ軍人の訓練のような重要なことにも共同であたってきたと強調した。
加えて同氏は、ドイツは現時点で欧州大陸側において、ウクライナへの最大の武器供給国であるとし、防空システムをはじめ多くの最新の武器をウクライナに提供したと述べた。
また同氏は、ドイツ政府は現在パートナー国とともに、弾薬製造量の拡大や、ウクライナの隣国であるスロバキア、ポーランド、ルーマニアに、損傷した兵器の修理拠点を作るための作業をしていると伝えた。
同記者会見にて、ルッテ・オランダ首相は、両国は共同ウクライナ支援プロジェクトの作業をしているとし、それは武器や弾薬の引き渡しや、ロシアにより違法に追放された児童の機関、罪人の責任追求、賠償支払いといった問題に関わるものだと発言した。
ルッテ氏は、オランダは軍事機材供給問題において「一切のタブーを見ておらず、何も除外できない」と発言した。同時に同氏は、何らかの決定を採択する場合、国々はそれを事前報告ではなく、事後報告すると伝えた。
ウクライナのパイロット訓練に関して、ルッテ氏は、オランダはパートナー国と集中的に協議をしているが、「今のところオランダにおけるパイロット訓練に関しては何も決定はない」と発言した。その際同氏は、議論、協議は続いていると指摘した。
両首脳は、両国は必要な限りあらゆる面でウクライナを支え続けていくと強調した。
写真:Mark Rutte, Twitter