ウクライナにおいて戦闘計画に関する情報流出のリスクは最小限＝マリャル宇国防次官

マリャル国防次官がテレビ番組「統一ニュース」に出演した際に、記者から米国防総省からの機密文書流出問題に関連し、ウクライナ国防省が今回のあり得る情報流出後に対策をとったかとの質問に答える形で発言した。

マリャル氏は、「流出に関しては、ウクライナについて話すなら、もし軍事作戦が計画されていたら、その作戦の計画について知っているのは非常に限られた人物サークル、片手の指（編集注：で数えられる程の人数）であるということを私たちは理解せねばならない。流出、流出リスクは最小限である」と発言した。

また同氏は、今のところウクライナ側からの流出は生じていないと指摘した。そして、「同時に、すでに多くの人が知っている問題について話すのであれば、当然ながら、一方で安全方策が取られているということである。他方で、私たちは現実主義者でなければならず、そのような流出リスクは常にあるということを理解せねばならない。そのため、それを防ぐための方策は取らねばならない」と発言した。

同氏は加えて、その分野では複数の特殊機関が人物摘発、あり得る情報流出の発見のための活動をしていると指摘した。

同時に同氏は、「戦略的軍事的決定採択に関しては、それが採択されて実現される間の時間は、最小限だということを理解せねばならない。そこには、国全体がそのことを話し出すような、２、３週間だとか１か月ということにはならない。つまり、もしあなたがある問題を議論しているなら、それはおそらく誰かの個人的意見なのだ」と指摘した。