独国防相、来年の対ウクライナ軍事支援を当初想定の倍にする予定を認める

ピストリウス国防相が独ＡＲＤ局の番組で発言した。

ピストリウス氏は、政府の同決定はウクライナ軍がリソース不足で防衛に移行せざるを得なくなっているとか、米国が支援を減らしているとかいうこととは関係のないものだと発言した。

同氏は、「これは、今年私たちが提供した装備品がすぐに消耗されたことの認識に対する対応である。来年、私たちは、必要になって追加装備を要求するような状況には陥りたくない」と説明した。

さらに同氏は、その決定は、とりわけ、ウクライナが戦いを続けねばならず、同時に国際社会の注目が部分的にイスラエルへ向かっている時、ドイツがウクライナを置き去りにしないということを示す重要なシグナルだと指摘した。

これに先立ち、ドイツ与党３党が対ウクライナ軍事支援を４０億ユーロから８０億ユーロに増額することで一致したことが報じられていた。同決定は、今週独議会予算委員会で確定されることになる。

ドイツ財務省は当初、２０２４年度ドイツ国家予算にて対ウクライナ軍事支援額を４０億ユーロと想定していた。