ブリンケン米国務長官、ウクライナの動員につき「難しいが必要な決定」
ウクルインフォルム
米国のブリンケン国務長官は14日、ウクライナの動員(編集注:いわゆる「動員法」の採択)について難しいが必要な決定であると述べ、同時に米国やその他の国々はウクライナを軍事支援で支え続けると明言した。
ブリンケン国務長官がキーウ工科大学での演説時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ブリンケン氏は、「あなた方の最近の動員は、難しいが、必要な決定であった。2年間勇敢に隊列を維持している防衛者たちは、支援が必要だし、彼らには休息が必要だ」と発言した。
同時に同氏は、それによりウクライナはより大きな侵略軍と対峙するための新しい軍人の補充が可能となるとし、さらに動員はウクライナの防衛を強化し、さらなる部隊の編成を可能とすると指摘した。
加えて同氏は、現在重要な時が来ているとし、プーチンは東部で、ロシア兵、イラン製無人機、北朝鮮砲弾、中国から供給される部品も使って組み立てられている機械で製造された戦車、ミサイル、戦闘機を波状に送って、さらなる攻勢を強めていると発言した。
そして同氏は、「今私たちの共同の課題は、ウクライナのために強靭かつ恒常的な戦略的優位を確保すること、ウクライナが今日戦場で行動できるようにするだけでなく、将来の攻撃を抑止し、自らを守れるようにすることにある」と伝えた。
その際同氏は、バイデン米大統領による、米国はウクライナの勝利を望んでおり、その点でウクライナを支援する、との言葉を引用した。
そして同氏は、「私たちはあなた方がロシアの攻撃を抑え、彼らのあなた方への攻撃を困難にし、黒海を開き続けるようにする支援を行う」と強調した。
また同氏は、米国が最近発表した支援の武器は、一部はすでに届いており、一部はまだ途上にあり、まもなく到着すると述べた。同氏は、その他のパートナー国もまた重要武器の送付を急いでいると伝えた。
14日、ブリンケン米国務長官がキーウを訪問していた。