今年の動員のニーズは11万人=ウクライナ国会議員
ウクルインフォルム
ウクライナ最高会議のホルベンコ与党会派「人民奉仕者党」議員(人権委員会副委員長)は、軍人の情報によれば2024年のウクライナ国民の動員ニーズは約11万人だと発言した。
ホルベンコ議員がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
ホルベンコ氏は、「反転攻勢計画時、ヴァレリー・ザルジュニー(当時)総司令官の指揮の下、50万人動員のニーズが生じたが、国際パートナーからの支援は残念ながら遅れていた」と発言した。そして同氏は、オレクサンドル・シルシキー氏が新しい軍総司令官に任命され、2024年の国防計画が確定されたが、同計画は新しい軍人をそれほど大量には想定したものではないと指摘した。
また同氏は、50万人の徴兵を確保するためには、武器と新兵の訓練と維持のための莫大な財政リソースが必要となると強調した。
その上で同氏は、「現在、司令部と前線の軍人は、今年の人員のニーズは10〜11万人だと述べている。私の個人的考えでは、今年は最大で約12万の新兵動員ができると思っている」と発言した。
これに先立ち、ゼレンシキー宇大統領は、昨年12月、最高司令官会議で軍代表者たちから追加で45〜50万人の動員が提案されたと発言していた。その後、1月に入ると、ゼレンシキー氏は、現時点でウクライナ側に50万人を動員する必要性は目にしていないと発言した。