NATO加盟国はウクライナの戦勝を目指すべき=カラス・エストニア首相
ウクルインフォルム
エストニアのカラス首相は27日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国はウクライナがロシアとの戦争で勝利することを目指すべきであり、ウクライナに十分な軍事支援を提供すべきだと発言した。
NATO広報室がカラス首相の発言を伝えた。
カラス氏は、「侵略が成功したことのことと比べれば、ウクライナがロシアの帝国主義へと勝利する努力を支援するために私たちが払っている代償は、ごくわずかなものだ。私たちは、勝利を目指すべきである」と発言した。
また同氏は、ロシア・ウクライナ戦争は大西洋間コミュニティ全体の安全保障にとって決定的な意味を持つとし、そのためウクライナへの長期的支援に関する同盟のコミットメントが必要だと指摘した。
そして同氏は、「ウクライナは今後4年間、私たちのGDPの0.25%を軍事支援に費やしていく。もし全ての同盟国が同様のことを行っていたら、戦争に勝利するために十分な軍事支援がウクライナに提供されることになる」と発言した。
さらに同氏は、全ての支援の要素はウクライナのNATO加盟への道における同国へのサポート強化としてみなすべきだとも述べた。
同氏は、「私たちが過去数十年で会得すべき重要な教訓は、グレーゾーンが紛争の源泉だということだ。そして、私たちの義務は、ウクライナのNATO加盟実現プロセスを続けることである」と発言した。