米国とEUが対ウクライナ支援を停止するというシグナルはない=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国と欧州連合(EU)が対ウクライナ支援を停止するというシグナルはないと発言した。
ゼレンシキー大統領がAPへのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー大統領は、「私たちには現時点で、米国からの支援が終わるというシグナルはない。それは重要だ。ありがとう。私たちには、EUの国々、何より英国からの支援が終わるというシグナルは一切ない。私たちはそれに感謝している。それら全ての支援は、安全の保証に関して署名された私たちの二国間契約で確認されている。そこには、関連の資金、関連の支援が書かれている。しかし、現時点で、支援の割合、あるいは私たちの軍の保有の割合は、2025年で国産品が約40%、欧州からが30%強、米国からが30%強だ。そのため、その内の1つの要素が機能しなくなれば(編集注:支援が止まれば、という意味)、私たちがどれだけのパーセンテージの戦力を失うかを数えるのは難しくない」と発言した。
また同氏は、現時点でウクライナ国産生産は発展しており、ウクライナ軍強化の重要な要素となっていると指摘した。
その際同氏は、「国内生産は非常に重要だ。なぜなら、戦場で変化するいくつかのことがあるからだ。技術的変化は、今解決せねばならないことであり、西側、米国ないし欧州からの支援を待つことはできない。なぜなら、現在、無人機、電子戦機器は常に変化するものだからだ。その点で、私たちは国内の力をあてにしており、その点で私たちは、パートナー国から私たちのの国産生産に向けられている財政支援、財政手段が減らないことが必要なのだ」と発言した。
同氏は、現時点では、その支援が減少したり、妨害されたりするという兆候はない、と補足した。
写真:大統領府