
英国主催のオンライン「有志連合」首脳会合開催 スターマー英首相、露の時間稼ぎを批判
ガーディアンが報じた。
報道によれば、「有志連合」オンライン会合では、スターマー氏の他、マクロン仏大統領、ゼレンシキー宇大統領、ルッテ北大西洋条約機構(NATO)事務総長がスピーチを行ったという。
スターマー氏は、「今朝私たちと一緒のゼレンシキー大統領は、30日間の無条件停戦に同意し、これを約束したことで、ウクライナが平和の当事者であることを再び示した。今、私たちが見ているのは、これが私たちの議論の中心でもあるが、プーチンが遅らせようとしている人物だということだ。ある意味で、あなたも知ることになるだろうが、プーチンが平和について本気なら、非常にシンプルなことで、彼はウクライナへの野蛮な攻撃をやめて、停戦に応じなければならないのだ」と発言した。
スターマー氏はまた、「私たちは前進し続け、安全で永続する平和のために準備しなければならない」と発言した。
さらに同氏は、「世界は見ている」とし、「私は、遅かれ早かれ(プーチンは)交渉のテーブルに着き、真剣な議論を始めざるを得なくなるだろうと感じているが、しかし、そこには、今朝の私たちにとって、会合において、大きな『しかし』がある。私たちは、座り込んで、何かが起きるのを待っているだけではいけない」と訴えた。
同氏は、つまり、ウクライナが自らを守れるように、ウクライナを強化することを意味するとし、それは、軍事能力の点でも、財政の点でも、「私たち全員から」のウクライナへのさらなる支援の点でもそうだと伝えた。
加えて同氏は、「第二に、『有志連合』を通じていかなる合意も自分たちで守る用意をしておくことだ。私たちは、このプロセスを始め、今朝私たちはそれを前に進めることができる。第三に、非常に重要なことだが、過去数日の出来事の観点で、プーチンを交渉の席に着かせるように彼への圧力を続けることだ。そして私は、私たちには、私たちがそれを行えるいくつかの手段があると思っている」と発言した。
その上で同氏は、今日の会合において首脳たちは「ウクライナ強化、有志連合を通じたあらゆる合意を自分たちで守る準備、この決定的な時におけるロシアへの圧力の維持」の3つに焦点を当てると発言した。
同会合には、欧州の他、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの首脳も出席していたという。
そして、日本外務省は15日、同日の会合には、石破首相もメッセージを書面で発出したと伝えた。