欧州部隊はウクライナの最前線には行かない=マクロン仏大統領、「安全の保証」案につき説明

欧州部隊はウクライナの最前線には行かない=マクロン仏大統領、「安全の保証」案につき説明

ウクルインフォルム
フランスのマクロン大統領は26日、フランスと英国が協議しているウクライナへの欧州平和維持軍の案は衝突ラインに直接部隊を展開させることは想定していないとし、停戦維持をフォローしていくのは、その他の部隊であり、もしかしたらそれは国連のものになるかもしれないと発言した。

マクロン仏大統領がパリを訪れたゼレンシキー大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

マクロン大統領は、「私たちは『再保証(reassurance)部隊』について話している時、それは最前線の話ではない。なぜなら、それは、二つの対立する当事者(編集注:ロシアとウクライナ)の和平交渉の結果として生じるものだからだ。一次的停戦が確立され次第、私たちは、どのようなメカニズムが停戦監視のために機能するのかを理解せねばならない。私たちはそれを明日、私たちの協議の枠組みで話し合っていく。もしかしたら、国連と。最前線に展開するその部隊は国連かもしれない」と発言した。

また同氏は、フランスと英国の提案は「再保証部隊」に関係するもので、つまり安全の保証の確保に関するものだと発言した。

そして同氏は、「再保証とは何を意味するのか? それは、ウクライナ国内の基地に部隊が駐留することである。それは、平和な空間でその『第2部隊』地点を確保するために、そのような部隊を送る準備のできる国々にかかっている。つまり、それらは最前線には行かないし、言うなれば『第1コンタクト・ライン』には行かないのだが、しかし、ウクライナ領に駐留し、著しい抑止力となる戦力となるのである」と説明した。

同氏はさらに、部隊は「戦略的な場所」に駐留し、戦略的基地を有し、ウクライナ軍人の訓練を行う可能性があり、「一定の物流」を確保すると発言した。

その上で同氏は、「それは、ウクライナに対する新たな攻撃が生じた時にはウクライナ軍だけでなく、その戦力、展開されている私たちの部隊に対する攻撃になるというシグナルなのだ。私たちの部隊がそのような直接の紛争の状況に陥ると、部隊は自国の参謀本部から直接指示を受ける。そのため、その時、私たちは明確に行動していくことになる。私たちは現在最前線には行かないが、しかし、私たちはウクライナ領度に保証者として立っていく」と指摘した。

同氏はさらに、「それは平和主義的アプローチであり、その状況を紛争へと落とし入れることができるのは、唯一ロシアである。ロシアが再び新たな侵略を始めようとするならばだ」と発言した。

同氏は、「これが、私たちが今進めている明確な枠組みだ。最初の文書は仏・英のものとなり、それは参謀本部レベルで考えられたものであり、その後その文書の枠内で、私たちはコミットメントを負っていく。ウクライナ人と欧州人がそのカードを交渉の時に手にしていくのだ」と説明した。

写真:大統領府


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