
ウクライナは米国から鉱物合意の作業案を受け取った=スヴィリデンコ宇副首相
ウクルインフォルム
ウクライナのスヴィリデンコ副首相兼経済相は28日、ウクライナは確かに米国から新しい鉱物資源合意の作業用の案を受け取ったとし、現在ウクライナ側はその文面の作業をしていると述べた。その際同氏は、同合意案に関する公の議論は、現時点では交渉を妨げるおそれがあると指摘した。
スヴィリデンコ副首相が最高会議(国会)での議員から内閣に対する質疑応答の時間の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
スヴィリデンコ氏は、「私たちは確かに合意(案)のテキストを受け取っており、私たちは今その作業を行なっている。それは、作業版であり、本質的には、米国の司法顧問の立場を反映しているものであり、私たちは自分たちの立場を形成しているところだ」と発言した。
また同氏は、同文書に関するウクライナの立場を形成するプロセスが終わったら、政府は最高会議と協議を行うと説明した。
そして同氏は、「この合意のテキストに関するどのような公の議論も現時点では交渉にダメージをもたらし、米国パートナーとの建設的な議論を妨げるだけであると指摘することが非常に重要だ。コンセンサスに達し次第、私たちは、公の立場を最高会議議員に必ず伝える」と強調した。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、米国は新たに大型の希少鉱物資源合意案をウクライナ側に提案したと述べていた。