ポロシェンコ大統領、露侵略開始5年経過の特別国会にて、EU・NATO加盟路線に関する憲法改正に署名

ポロシェンコ大統領、露侵略開始5年経過の特別国会にて、EU・NATO加盟路線に関する憲法改正に署名

ウクルインフォルム
19日、ポロシェンコ大統領は、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナの加盟路線をウクライナ憲法に記載する憲法改正法へ署名した。

大統領は、同日最高会議(国会)にて開催されている、ロシア連邦による対ウクライナ軍事侵略開始から5年経過に合わせた特別会合における、自身の演説の際、パルビー最高会議議長とフロイスマン首相に見守られる中で、同署名を行った。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ポロシェンコ大統領は、「今日、私たちは、ロシアの顔色を伺うことはしない。私たちは、自分が今後どこへ向かうのかにつき、プーチンに許可を求めることはしない。私たちは、自らの道を歩み、自らの安全保障、主権、領土一体性をどのように確保するか、自分たちで決定を下していくのだ」と強調した。

大統領は、自らの戦略的課題は、欧州・欧州大西洋統合(編集注:EUとNATOへの加盟)を不可逆的にすることにあると見ていると述べ、2023年までに、EUへの加盟申請を行い、NATO加盟行動計画(MAP)を受け取ることを約束した。

今回署名された憲法改正法は、2月7日に最高会議が本採択したもの。同採択時、最高会議議員334名が賛成票を投じた(本採択に必要な賛成は、総数の3分の2である300票)。

同憲法改正は、ウクライナ憲法に、EUとNATOへの完全加盟の達成を目指すことが国家の不可逆的な戦略的方針であることを記載するもの


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