ゼレンシキー大統領、被占領下クリミアとの行政境界線を視察
同日、大統領府広報室が公表した。
発表には、大統領が通過検問地点「チョンハル」を訪れ、同地点のインフラと人々が行政境界線を通行する際の条件を視察したと書かれている。また、「大統領は、被占領下クリミアへ向かう人々や通過検問地点『チョンハル』近隣に暮らす人々と話をした」とのこと。
その他、発表には、「通過検問地点『チョンハル』と『カランチャク』の整備計画問題会議の際、新たに任命されたユーリー・フシェウ・ヘルソン州行政府長官は、一時的被占領地域に暮らす人々が『欧州はヘルソン州から始まる』と感じられるようにすべきであると強調した」とあり、それはサービスの質やあらゆるレベルでの政権の注目をもって実現するべきだと書かれている。
フシェウ長官は、通過検問地点の整備計画の実現において、汚職、資金不足、プロジェクト実施者・契約実施者たちによる計画・建設期間の違反のリスクがあることを指摘しつつ、同整備の第一段階の終了は11月15日までとなっていると指摘した。
これに対して、ゼレンシキー大統領は、同プロジェクトの第二段階(最終段階)である、検問地点付近のバスターミナルや行政サービス提供センター(TsNAP)の開設は、本年12月20日までに実現させなければいけないと強調した。
大統領は、「12月20日だ。それで十分である。できなければ、新しい州行政府長官は、過去の人となる。本当だ」と発言した。
会議出席者は、大統領に対して、整備プロジェクトの第一段階実現のためには割り当て済みの1億フリヴニャで十分であるが、第二段階実現のための7000万フリヴニャは国家予算でまだ割り当てられていないと指摘した。
これを受けて、大統領は、この通過検問地点整備プロジェクトに十分な資金が割り当てられるようにすると約束した。