外相、クリミア・タタール人指導者らと民族旗を掲揚
民族旗掲揚式には、ドミトロー・クレーバ外相、クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」のレファト・チュバロフ氏、民族指導者として知られるムスタファ・ジェミレフ氏、エミネ・ジェパル(ジャパロヴァ)外務第一次官らが参加した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ外相は、式典にて、「私たちは、私たちとウクライナにとって特別な意味を持つ、クリミア・タタール旗を掲げる。皆に明言したい。外務省で働く私たちにとって、被占領下クリミアに残るクリミア・タタール人の権利保護の問題、クリミア脱占領問題は、常に優先課題である。勝利の時まで、今日私たちが掲げるこの旗が、ウクライナ国旗と並んでクリミア自治共和国とセヴァストーポリ市の全ての自治体に掲げられる日が来るまで、私たちが止まることはない」と発言した。
外相は、クリミア・タタール旗は今日キーウ市だけはなく、ウクライナのプレゼンスがある世界中のあらゆる場所で掲げられると述べ、それはクリミアがウクライナの外交官たちの頭と仕事の中にあり続けていることを示すものだと強調した。
チュバロフ・メジュリス代表は、クリミア・タタール民族旗をウクライナの国家と社会がたたえることは、クリミア先住民の歴史への敬意を示すものであり、被占領下クリミアに暮らすウクライナ国民皆に対して、クリミアにはウクライナの国家主権が回復されるのだという確信を与えるものだと発言した。
チュバロフ氏はまた、「私は、クリミアの人々の頭上に再びウクライナ国旗がたなびくこと、そしてその横に、ウクライナ国家の構成内でのクリミア・タタール民族領域自治の公式の旗としてクリミア・タタール旗が掲げられる日が、必ず来ると確信している」と強調した。
なお、ウクライナでは、6月26日は、クリミア・タタール旗の日が祝われている。