ウクライナはEU理事会議長となるスロベニアに期待=クレーバ外相
ウクルインフォルム
ウクライナは、2021年下半期に欧州連合(EU)理事会議長を務めるスロベニアが、EUにおける欧州の未来に関する議論の際にウクライナの意見を伝えることに期待している。
16日、クレーバ外相がキーウ(キエフ)を訪問中のロガル・スロベニア外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ外相は、ロガル外相とウクライナ・スロベニア間政治対話と経済協力について協議したとし、また年内に政府間委員会会合とビジネスフォーラムを開催することの重要性を指摘した。
またクレーバ外相は、「スロベニアは、今年下半期EUにて議長を務める。そのため、言うまでもなく、(本日の)対話の多くは欧州関係のことであった。スロベニアは、ウクライナの一貫した友人であり、同国は欧州統合路線にてウクライナを支えている。そのため、私たちは、EUにて生じている欧州の未来に関する議論の際に、ウクライナの声が届けられることを期待している」と発言した。
外相はまた、スロベニアに対して、ウクライナの非中央集権化改革への重要な貢献と、ドンバス紛争圏で親を亡くしたあるいは負傷したウクライナの子供たちへのサポートにつき謝意を伝えた。クレーバ外相は、これまで467名のウクライナの子供たちがスロベニアにてリハビリを受けたと報告した。
加えて外相は、今年のハイレベルを含む両国のコンタクトの予定についても協議したと述べた。外相は、ウクライナとスロベニアは独立30周年を祝うことを指摘し、今年8月のウクライナの独立30周年記念式典とクリミア・プラットフォーム首脳会談にスロベニアからハイレベルの招待客が訪れることを期待していると強調した。
写真:クレーバ外相(ツイッター)