三者グループでウクライナは人道・社会問題の解決により注力していく=宇大統領報道官
ウクルインフォルム
ロシア・ウクライナ武力紛争の諸問題の解決を協議する、両国と欧州安保協力機構(OSCE)からなる三者コンタクト・グループ(TCG)にて、メンバーの刷新されたウクライナ代表団は、これまで以上に人道・社会問題の解決に注力していく。
8日、ニキフォロウ大統領報道官がフェイスブック・アカウントで公開した動画メッセージにて発言した。
ニキフォロウ氏は、「TCGウクライナ代表団に変化がある。オレクシー・レズニコウ氏が国防相となったことで、イリーナ・ヴェレシチューク氏(副首相兼一時的被占領地再統合相)が代表団に加わる。代表団は、人道問題と社会問題の解決により注力しなければならない。ウクライナ代表団第一副代表臨時代行となったアンドリー・コスチン氏にも、すでに課題が出されている」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ大統領府は被拘束者解放、コンタクト・ライン上の通過検問地点のあるべき条件の確保に向けた活動を活発化しなければならないと考えていると指摘した。また、「ドンバスの国境のコントロールをウクライナ政権に戻す作業を行う新しい(TCG)作業部会の創設も必要だ。ロシア側がミンスク諸合意を認めるのであれば、同国は、TCGレベルでミンスクの項目を実現することにも同意すべきである」と発言した。
これに先立ち、11月3日、ウクライナ最高会議(国会)にて、レズニコウ氏が副首相兼一時的被占領地再統合相職から解任、4日に国防相に任命された。これを受け、5日、ゼレンシキー大統領は、レズニコウ国防相をTCGウクライナ代表団第一副代表職から解任、コスチン氏を同第一副代表臨時代理に任命していた。