ウクライナ、コロナワクチン接種国民限定で1000フリヴニャを供与へ
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は15日、コロナワクチンの接種が完了したウクライナ国民に対して、特定分野において利用可能な1000フリヴニャ相当(約4300円)の支援を供与すると発表した。
ゼレンシキー大統領が国民向け動画メッセージの中で発言した。
大統領は、「コロナで苦しんだビジネスと国民が息をしやすくなるように、国家は、これまでの支援プログラムを継続したり、新しい手段を作成したりしている。そのうちの一つが近々始まる、防疫措置で他より特に苦しんだ分野のサポートだ。それは、クリエイティブ分野、スポーツや観光の分野だ。同プログラムは、2回(ワクチンを)接種したものは、(官製スマホ用)アプリ『ジーヤ』を通じて、速やかかつ便利に1000フリヴニャを受け取れる、というものだ」と発表した。
また、大統領は、同支援は、スポーツジムや映画館、劇場、博物館・美術館、コンサート、展覧会、国内旅行用の鉄道切符・航空券の購入に利用できると説明した。支援開始は、聖ミコライの日である12月19日に始まるとのこと(編集注:聖ミコライの日は、子供たちがプレゼントが受け取る日として知られる)。
大統領は、同プログラムのために年内で約30億フリヴニャが、また2022年初頭にさらに30億フリヴニャが拠出されると説明した。
さらに大統領は、スマートフォンを持っておらず、「ジーヤ」が利用できないが、ワクチン接種を終えている人が1000フリヴニャを受け取れるよう、代替手段を確保するとも伝えた。