メルケル独首相、露による外交やりとり公開にコメント
ウクルインフォルム
メルケル独首相は、ノルマンディ4国外相級・首脳会合が開催されなかったのは、双方の見方の違いのせいであり、それを残念に思っていると発言した。
18日、メルケル独首相がロシア外務省によるノルマンディ・フォーマット外相級会合開催に向けた露独仏3国外相のやりとりの公開にコメントする形で発言した。
メルケル氏は、「ドイツとフランス側と、ロシア側の間で見方が完全に異なることにより、大臣級会合が開催されなかったことは事実だ。私は、常にそれを非常に残念に思ってきた」と発言した。
同氏はまた、自身はプーチン露大統領に対して、ノルマンディ・フォーマット(独仏宇露4国)の首脳会談が自身の任期中に開催されるよう、頼んできたと述べつつ、しかし、それは実現しなかったと発言した。同氏は、「私は、そのことを非常に残念に思っている」と述べた。
その他、今回のロシア外務省による外交やりとりの公開については、メルケル氏は驚かなかったと述べ、その理由として「私の書簡が新聞に掲載されることは珍しくないから」だと発言した。
これに先立ち、17日、ロシア連邦外務省は、ロシアがノルマンディ・フォーマット(独仏宇露)外相級会合を破綻させたとする断罪を否定するためとして、ラヴロフ露外相、マース独外相及びル・ドリアン仏外相の書簡でのやりとりを公開していた。
レジャンドル仏外務報道官は、「私たちは、そのようなアプローチは外交上のルールと監修に反していると考えている」と発言している。