ブルガリアのクリミアに対する立場に変化はない=クレーバ宇外相、同国大統領再選受け
ウクルインフォルム
ブルガリアでは21日の大統領選挙にて、ルメン・ラデフ氏が大統領に再選した。同氏は、11月18日に、クリミアを「ロシア領」だと思うと発言している。ウクライナのクレーバ外相は、外務省はブルガリアの複数公的人物からクリミアの帰属に関する同国の立場に変更はないとの確証を得ていると発言した。
22日、クレーバ外相が記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ氏は、「私たちは、言葉でのみ反応するべきではない。外務省へのブルガリア大使の召喚は、外交行為であり、言葉ではない。過去2日間、私たちは、ブルガリアの多くの公的人物から、ブルガリアのクリミアの領土帰属に関する立場が不変であることにつき確証を受け取っている」と発言した。
同氏は、外務省は、本件についてどう行動していくかを見定めているところであるとし、同時に、類似のコメントが対応ないままに放置されることは決してないと発言した。
なお、ブルガリア大統領選で再選を決めたラデフ氏は、11月18日、大統領選出馬候補間の討論の際に、クリミアを「ロシア領」だと思うと述べ、さらに対露制裁につき「非効率」だと発言していた。
22日、ニュースサイト「ソフィア・グローブ」は、ブルガリア中央委員会がラデフ候補の大統領選挙での当選(再選)を発表したと報じた。ラデフ氏の得票率は66.7%、対抗するアナスタス・ゲルジコフ候補の得票率は31.8%だった。